2021年4月7日、河合啓一様と古谷眞介様より東京大学マーケットデザインセンター設立記念として金山康喜画《静物》を寄贈いただくにあたり、寄贈セレモニーを東京大学経済学研究科長室にて行いました。

 今回ご寄贈いただいた素晴らしい絵の作者であり、「天才画家」の誉れが高い金山康喜氏は、経済学部の卒業生であり、河合様のご祖父様で本学部の教授であらせられた古谷弘(ふるや・ひろし)先生のゼミ生でした。古谷先生は現代的な理論経済学の最先端の研究を日本で推し進めたパイオニアであり、古谷先生の教えと研究が源流となった豊かな学問的な水脈は、当研究科を世界でも有数の理論経済学のメッカとして育て上げました。東京大学マーケットデザインセンターも、この古谷先生を源流とする豊かな流れの先端にあるものです。

 このたびセンター設立を記念して、そうした古谷先生ゆかりの素晴らしい芸術作品をいただいたことは、誠に感謝に堪えません。当センターの発展、東京大学経済学研究科のさらなる発展につなげていくよう努力して参ります。

金山康喜画《静物》 寄贈者
河合啓一様 古谷眞介様
星経済学研究科長挨拶 河合様より絵画受領

小島センター長より御礼状贈呈 記念写真 ※撮影時のみマスクを外しています。

 

(後列)小田原特任研究員 、松島副センター長、神取副センター長
(前列)小島センター長、 古谷眞介様、河合啓一様、星経済学研究科長

金山康喜について

金山康喜(かなやま・やすき)(1926~1959)

1948年 東京大学経済学部卒業 東京大学大学院社会科学研究科入学
1951年 5月 渡仏 パリで画家として活躍

金山康喜《静物》について

制作年:1949年頃
1951年 金山氏よりゼミの指導教員である古谷弘 元本学教授の新築祝いとして贈られた作品
寄贈 古谷弘(元東京大学経済学部教授)ご遺族(河合啓一様、古谷眞介様)